酒量多いと自殺リスク倍増
日本酒3合以上に相当するアルコールを毎日飲む男性は、時々(月に1―3回)飲酒する程度という男性に比べ自殺の危険性が2・3倍とした大規模疫学調査の結果を、厚生労働省研究班(主任研究者・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部長)が1日、英医学誌に発表した。
日本酒3合はアルコールに換算すると59グラムで、ビールなら大瓶3本、ウイスキーならダブル3杯に相当。自殺リスクは飲酒量が多いほど高まる傾向がある一方、「全く飲まない」男性のリスクも2・3倍だった。
研究班は「飲まない人で高い理由は不明だが、酒量を適度に減らすことが自殺防止に役立つということは言えそうだ」としている。
研究班は岩手県や長野県など全国9地域で、40―69歳の男性約4万3000人を、1990年から最大10年間にわたり追跡調査した。
期間中に自殺した168人で飲酒習慣との関係を調べたところ、1日の飲酒量が日本酒3合相当以上の人は、時々飲む人に比べ自殺リスクは2・3倍。1合未満では1・2倍、1合以上2合未満で1・4倍、2合以上3合未満では1・3倍だった。「時々」の人の飲酒量は調べていない。
また「以前は飲んでいたがやめた」という人は6・7倍と高かったが、研究班は「心理的な要因に加え、病気など特別の事情があるのかもしれない」と推測している。(東京新聞 3月1日ウェブ版)
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